健康

運転中の疲れ目、まぶたを強くこするのはNG!?効果的なツボ刺激で眠気解消

運転中の疲れ目、まぶたをこすってはダメ!?

長時間の運転で襲われる疲れ、眠気を少しでもやわらげるために、まぶたを強くこっすってしまうことがあります。気軽にできるし、心地よく感じる痛みに回復したように感じますが、この動作は実は目にはNGといわれています。周囲の毛細血管を傷つけ血流障害を引き起こしたり、指の細菌を目に移してしまうことも考えられます。

特に高齢のドライバーには、近視や遠視に加えて調節障害や老視、白内障などを合併している方が増えており、目の疲れを放置することが事故の直接原因になり得る危険性があります。

目の疲れは、眼精疲労に効果が期待できるといわれるツボを、休憩中や運転前後で定期的に刺激することで解消してみましょう。

眼精疲労に効果があるツボとは

上の図で左から
①睛明(せいめい):両目目の内側と鼻の付け根の間にあるくぼみ。
②太陽(たいよう):眉じりと目じりの少し外側のくぼみ。肩こりにも効果あり。
③合谷(ごうこく):甲の人差し指と親指の骨が交わる前のくぼみ。ストレスにも効果あり。

ツボの押し方は、指の腹で軽く圧をかけて、痛気持ち良いと感じる強さで押すようにします。食後の30分以内などは効果が減弱する可能性があるので避けましょう。また、走行中に目の周囲のツボを刺激することが運転の妨げになることがあるので、安全な場所に停止してから行いましょう。

耳ツボで同様の効果があるのが上の図の「目」と「神門」です。耳つぼは、運転中でも片手で刺激しやすいメリットがあります。親指と人差し指でつまみ、痛気もち良い力で揉んだり、外側に引っ張ってみましょう。個人差がありますが、耳がぽかぽかして血流が良くなることを実感できます。

目を疲れから守るアイテムや習慣も大事

物流Weelyの記事に、ある物流会社が行った実験で運転中に偏光サングラスをかけることで疲労軽減効果を確認できたという記載があります。特に晴れた雪道や西日の影響を抑えることが実感できたようです。暗いトンネルから明るい出口への走行中に発生する「溶け込み現象」も防ぐことができます。陽の光が眩しい季節や時間帯には偏光サングラスによる遮光で大事な目を守りましょう。
また、休憩中のスマートフォンを長時間使用を避け、眼精疲労に効果があるといわれるビタミンを多く含まれる食べ物を摂取することで、眼精疲労の対策を日ごろから心がけましょう。