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運送業界の働き方改革~置き配の仕組み~

運送業界の抱える課題として「再配達」があります。
再配達は業者にとっても受取人にとっても負担となるため、近年では再配達を減らすための取組が多く行われています。
今回は「置き配」とよばれる新たな配達方法についてご紹介しますので、これを機にぜひ会社での導入、または受け取りの際に利用を検討してみてください。

置き配とは?

置き配は、運送業者の負担軽減のために新たに注目され始めた配達サービスです。
置き配とは、宅配便を受け取る際に直接手渡しで受け取るのではなく、「玄関の前」などあらかじめ指定した場所に荷物を置いてもらう配達方法のことです。この場合、置いた時点で配達完了となるため、サインなどは必要ありません。不在の場合でも配達を完了させることができるため、業者にとっても受取人にとっても都合を気にする必要がなく、楽な配達方法となっています。
2020年現在ではAmazonや楽天など大手のインターネット通販会社や日本郵便が提携して置き配サービスの実施を進めています。

盗難の心配があるのでは?

置き配は大変便利なサービスですが、宅配ボックスのような鍵付きの場所でもないところにただ置いておくだけ、というのは、盗難等の心配があります。また、アメリカなどでは一般的に行われていますが、日本では手渡しでの配送が主流となっているため、なかなか新しいサービスとして受け入れられにくいという現状もあります。
しかし、置き配サービスを安全に行うための商品も開発されています。次に紹介する商品は置き配サービスを浸透させていくために必須となってくるでしょう。

置き配バッグ「OKIPPA」

こちらは置き配専用のバッグで、YPERから発売されています。
設置工事などは一切必要なく、玄関のドアなどにつなげて置いておくだけで利用可能です。バッグには鍵が付いており宅配ボックスのように利用することができます。さらに、専用のアプリで配達状況が確認でき、万が一盗難の被害にあってしまった場合には最大3万円の補償が受けられる「置き配保険」というものもあります。また、使用しないときにはコンパクトにたたんで収納することができ、保管場所にも困りません。
OKIPPAは利用者数が10万人を突破し、新たな配送スタイルとして現在注目を集めています。

近年では共働き世帯も増え、なかなか都合の良い時間に宅配便を受け取ることが難しくなってきました。OKIPPAを活用し置き配サービスを充実させていくことで、運送業界の人手不足解消、受け取り側の新しいライフスタイルの確立に繋がっていくのではないでしょうか。