最近ネットで注文した商品がいつもより届くのが遅くなったというのを、よく耳にします。実際に私もネットでよく買い物をするのですが、確実にいつもより配達が遅くなっていると感じます。
そこには、まず新型感染症が原因なのは間違いありませんが、それ以外にも原因は存在するのです。ですが、決して原因がドライバーにあるわけではありません。
新型感染症が、具体的に運送業にどのような影響を与えているのか、そしてこれからの運送業に与える影響などを考えていきたいと思います。
新型感染症による配達遅れ
現在の配達日程は少し前まで、都市部であればネットで注文をした翌日には配達されているのが普通でした。ですが、現在は注文して3日後程度がお届け日程となっています。
そして、しばらくはお届け日数が延長されていく可能性も十分にあり得ますので、その辺りも考慮して注文するようにしましょう。
新型感染症が原因で起こっている配達遅れには主に2つの要因が重なっているからです。
人手不足
運送業全体で深刻な人手不足に陥っているのにも関わらず、新型感染症の影響で営業所が休業したりなど、一部普段とは違った出勤方法になっている可能性もありますので、第一に人が足りず配達が間に合っていないのです。
新型感染症以前から人手不足は騒がれていましたので、今回のことをきっかけに運送業界のドライバー不足はより深刻になるかもしれません。
外出自粛でネットで買い物をする人が増えた
なんと言っても一番の原因は政府からの外出自粛要請によりネットで買い物をする人が増えたことでしょう。一つ目の原因の人手不足にもそのまま直結している問題です。
どれだけ荷物の個数が増えているかなどの詳細はわかりませんが確実に増えているとみて間違い無いでしょう。
さらに、ECサイトの需要も今後さらに増えていくと思われますので、ドライバー不足がより心配されます。
時代の変化で運送業は私たちの生活になくてはならない物になりました。私たちがネットで買い物ができるのも届けてくれる人たちがいるからこそできることなのです。
そんな無くてはならない運送業ですが、人手不足などが原因で決して見通しが明るい企業ばかりでは無いのです。加えて今回の感染症などによる配達遅れなどで、ストレスを受けてしまう人もいるかもしれませんが、今回ばかりは仕方ありません。
なので、ドライバーを絶対に責めてはいけません。そこで運送業を責めてしまえば、人手不足を加速させることになり、ますます快適にネットで買い物ができなくなってしまうのです。そうならないためにも、社会全体で力を合わせることが大事です。
配達が遅いというよりは、私たちが翌日配達などに慣れてしまい遅く感じているだけなのかもしれません。これからも運送業界を応援していきましょう。