健康

足のむくみは長距離ドライブの大敵!解消できるツボは?

運転による「むくみ」の原因

長い時間を運転していると、だるく感じる足のふくらはぎ。原因の多くは「むくみ」によるもので、アクセルやブレーキを踏む足が長時間同じ姿勢であるため血液やリンパの流れが悪化することで発生します。

また、夏の暑い時期に冷たい飲み物をたくさん飲むことはありますか?とくに利尿作用があるお茶やコーヒーを多く摂取することで、血管外に水分を放出する作用が起こり、結果的に足がむくんでしまいます。そこにクーラーによる冷えや運動不足が重なると、むくみ症状は更に進行してしまいます。

むくみを解消するために、血流やリンパの流れを改善させる効果のあるツボを紹介します。

あしのむくみを解消するツボ

(1)湧泉(ゆうせん)

「湧泉」は万能のツボと呼ばれ、血流やリンパの流れを改善させ代謝をUPさせることで、むくみを改善できる効果があります。風呂上りに保湿クリームを塗り、指や指圧棒を使って刺激する方法をおススメします。

(2)足三里(あしさんり)

夏に冷たい飲み物をがぶ飲みすることは、腹部を冷やすことで夏バテや食欲不振、倦怠感、頭痛や肩こりを引き起こす行為なんです。上の図③「足三里」は、松尾芭蕉もこの場所にお灸しながら旅をしたと言われるほど胃や腸を回復させるツボで、運転席に座りながらでも押すことが出来ます。

(3)三陰交(さんいんこう)

夏バテ解消には上の図④の三陰交を刺激するのも効果的です。冷房をかけている空間で、自然に足を組んだら、足の内側にある三陰交を冷えから守る反応の可能性があります。食欲不振や倦怠感を感じたら、息を吐きながらゆっくり三陰交を押してみましょう。痛みを感じるようであれば、足だけでなく腹部も冷えていて、消化能力も減退していると思われます。

足のむくみを予防する習慣

冷たい飲み物をとることで体を冷やし、血流やリンパの流れが悪化し足がむくむだけでなく、夏バテや食欲不振などもにつながることにふれました。ツボを刺激することで症状は緩和しますが、原因を少しでも取り除かなければむくみは慢性化してしまう危険性があります。中国人が日本へ旅行したときに驚く習慣の一つに、レストランで出される氷水で、体を冷やすことを善しとしない中国ではありえない行為のようです。足のむくみが気になりだしたら、冷たい飲み物の摂取は控えて暖かいお茶などを選びましょう。