昔から「1日1粒で医者いらず」と言われて、長い間日本で愛され続けている『梅干し』。減塩ブームにより一時は敬遠された梅干しですが、近年では医者いらずといわれる理由が科学的根拠によって証明され、また再評価されている食材でもあります。
疲労や血行不良に対して、梅干しに含まれている成分が改善をもたらすことも専門家の研究によって明らかにされつつあります。美味しいだけじゃない、梅干しがもたらす効果について紹介します。
クエン酸による疲労回復、肩こり解消
身体の代謝が悪いと、疲労の原因となる乳酸が筋肉に蓄積されて、さらに肩こりや腰痛、倦怠感の症状を引き起こします。
梅干しに含まれるクエン酸は、体内の栄養をエネルギーに変換を促し、乳酸を炭酸ガスと水に分解して排出させます。
酸性に傾いた体液を弱アルカリ性に
健康維持には体液(血液や細胞液)を弱アルカリ性に保たなければなりません。しかし、ご飯やパン、肉、魚は酸性食品なので、体液が酸性化し血液がドロドロになる傾向となり血行不良のリスクがあがってしまいます。酸性に傾きがちな食生活なら、アルカリ性食品を摂取して中和する必要があります。
梅干しはアルカリ性食品で、牛肉100g分の酸性への傾きを、梅干し1個分弱の量で中和できるのです。弱アルカリ性を保つことで、血液・リンパの流れが改善し、免疫力がアップします。
梅干し過剰摂取の副作用
梅干しの効果を紹介しましたが、たくさん食べてしまうと塩分過多になります。血液中の塩分濃度が高くなると水分を多く摂取したくなり、心臓負荷が高くなることで高血圧をはじめとする生活習慣病のリスクが上がってしまいます。
梅干しの摂取量は含まれる塩分にもよりますが、1日1粒か2粒くらいに抑えておきましょう。
名産地の梅干しが買えるサービスエリア
運転中でも片手で簡単に食べられる梅干し、ドライブのお供におススメです。そこで、名産の梅干しを購入できるサービスエリアを紹介します。
・紀ノ川サービスエリア上り・下り(阪和自動車道)
「紀州南高梅天日干梅」(12粒、3,000円)は、宝石のような南高梅で、素材や製法にこだわった逸品です。高級感ある包装なのでお土産にもピッタリです。
・笠間パーキングエリア東行き・西行き(北関東自動車道)
こだわりの梅干し「八代目」(8粒、1,728円)は天保元年創業の漬物店「吉田屋」と、器は笠間焼の窯元「向山窯」の合作商品です。高級梅干しを美味しく食べた後、器も楽しむことができます。