新型コロナウイルスの感染者は11日、東京都で新たに206人が確認され、東京都では9日の224人、10日の243人に続き初めて3日連続で200人を超えた。
神奈川県では、緊急事態宣言解除後で1日当たりの人数が最多となる35人が確認されるなど、全国の新たな感染者は午後11時時点で386人に上った。死者は1人だった。
この状況で、国は再度緊急事態宣言を出すことに後ろ向きだ。一体この国は、大丈夫なのか。
■半数以上が緊急事態宣言を再発動すべき
インターネットリサーチを手掛ける株式会社NEXERは、「現在の状況」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開した。
緊急事態宣言が全面解除になってから約1ヶ月半が経過したが、そんな中、東京都での新型コロナウイルスの感染者は増加傾向にあります。
このような状況下で、緊急事態宣言を再度発令するべきだと思っている方はどのくらいいるのか?
今回は、全国の男女300名ずつを対象に、現在の状況についてアンケートを実施。64.7%が緊急事態宣言を再度発令するべきだと「思う」と回答した。
■感染が学校現場へも
緊迫した状況に突入していることは、間違いない。川崎市は11日夜、宮前区の市立小学校の50代女性教諭が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。
11日に神奈川県内で発表された新たな感染者は35人、県内で発表された感染者数は延べ1720人になった。この小学校は13日を臨時休校とし、校内の消毒を実施する。再開は保健所と相談して決める。
■感染後に学校に行っていた可能性
教諭の症状の経過は、以下の通りだ。
・7月 3日(金) 出勤、帰宅後体調不良(咳、頭痛、倦怠感)を自覚
・7月 4日(土) 咳・発熱(37.5℃)のため市内医療機関を受診
・7月 5日(日) 自宅 発熱(37.5℃)
・7月 6日(月) 休暇(自宅 36℃台)
・7月 7日(火) 休暇(自宅 36℃台)
・7月 8日(水) 出勤(給食終了まで)、午後休暇(自宅 36℃台)
・7月 9日(木) 出勤 帰宅後、体調不良
・7月10日(金) 休暇(自宅) 市内医療機関受診後、民間検査機関でPCR検査を実施
・7月11日(土) PCR検査結果が陽性と判明
■避難所での感染拡大の懸念
夜の街界隈でだけではなく、学校での感染の広がりが垣間見える。また、令和2年7月豪雨により、多数の被災者が、避難所で生活している。避難所では、衛生環境が懸念されており、一人感染者が出ると、一挙に感染爆発するデーターが、アメリカにはある。
現在の日本は、余談を許さない状況であり、国も何らかの対策を先手先手でうっていかないと大変なことになる。
京都大学山中教授は、何も対策を行わなければ、今後日本国内で10万人の死者がでると警告している。
著者紹介
@sutekinamiraie
『取材力』を武器に、そのファクトの本質は、何か?核心を伝えるべく、幅広く活動を展開。
現在、合計7社の記者・クリエイターとして活動中。
最も多く読まれたnote月間賞も受賞。